グリーズマンのバルサ移籍にアトレティコファンが怒り爆発 本拠地の記念プレート汚す
両クラブ間に遺恨を残した移籍劇 本拠地に設置された記念プレートにも影響が…
フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのバルセロナ移籍が正式に発表された。紆余曲折があったなかでホームタウンに到着したグリーズマンは、クラブショップで早速ユニフォームを手にするなど上機嫌だが、去られた立場のアトレティコ・マドリード側のファンは“裏切り者”として本拠地で怒りの矛先を向けているようだ。
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スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が伝えるところによると、グリーズマンは本拠地カンプ・ノウ近くのショップにサプライズで現れた。「これが新しいものだ。彼は変わったんだよ」と女性店員が話すと、グリーズマンもそれに呼応して「僕らはこのユニフォームでチャンピオンに輝くんだ!」と宣言するなど、早くもバルサの一員となっている。
しかしその一方で、アトレティコのファンの間では“グリーズマン憎し”の空気が高まっているようだ。本拠地であるワンダ・メトロポリターノには、公式戦で100試合以上に出場した選手はクラブの歴史を築いたとして特製のプレートが設置される。もちろん、グリーズマンもその一員なのだが、彼のプレートには踏みつけられたと見られる跡や、アトレティコのクラブエンブレムが入ったシールのようなものに、「NO SE TOCA」という文字が記されている。これは日本語にすると「もうコイツに触れることはない」という意味なのだ。
アトレティコは、主力クラスを次々とライバルクラブに手放してきた歴史がある。特に同都市のライバル、レアル・マドリードに加入した選手には手厳しく、FWウーゴ・サンチェス、そしてチェルシーを経由したとはいえベルギー代表GKティボー・クルトワがレアルに加わった際には、プレート周辺がゴミでいっぱいになったという。
今回の移籍ではアトレティコ側がバルサとグリーズマン間の個人合意が2018-19シーズン中に決まっていたと主張し、2億ユーロ(約250億円)の違約金を要求するなど両クラブの軋轢が続く状況だ。新シーズンに入ってバルサがワンダ・メトロポリターノに乗り込んだ際、グリーズマンには特大のブーイングが飛ぶことになりそうだ。