冨安加入のボローニャ監督、白血病を公表 クラブ幹部は続投明言「我々は彼と前進する」
ミハイロビッチ監督が涙ながらに急性白血病と明かす サバティーニTDは全面的なサポートを約束
日本代表DF冨安健洋が加入したイタリア・セリエAのボローニャは、13日に記者会見を開き、シニシャ・ミハイロビッチ監督が急性白血病であることを公表した。イタリアメディア「スポーツ・メディアセット」などが報じている。
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13日付のイタリア紙が重度の病気による退任の可能性を報じていたなか、記者会見に出席したミハイロビッチ監督は「急性白血病であることが分かった」と涙ながらに明かした。
「大きな打撃を受けた。2日間部屋に閉じこもり、泣いてよく考えた。そして堂々と病気と戦おうと決めた。自分は勝つ。勝つために闘う」
一方、テクニカルディレクター(TD)のワルテル・サバティーニ氏は、指揮官の白血病公表を受けて「監督はとても勇気がある。我々は、近くで彼を支えよう」とコメント。「我々は彼と前進する。ボローニャの監督はシニシャだ」と、闘病するミハイロビッチ監督を全面的にサポートし、続投することを明言している。
現役時代に名FKキッカーとしてその名を轟かせたミハイロビッチ監督は、2006年に現役を引退。その後はイタリアのクラブやセルビア代表監督を歴任し、15-16シーズンにはACミランで元日本代表MF本田圭佑を指導した。今年1月にボローニャ監督に就任。降格圏に沈んでいたチームを10位フィニッシュに導き、さらなる飛躍を期したタイミングでの白血病公表となったが、ミハイロビッチ監督は「今は落ち着いてこの戦いに立ち向かう。ボローニャのみんなに感謝したい」と、病を克服し再びピッチに戻ることを誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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