ユーベが強気交渉 移籍合意報道のアヤックス19歳デ・リフト獲得に30億円の値下げ要求か
当初は91億円超が必要と報じられるも、本人が移籍の意志を固めており水面下で駆け引き
イタリア王者ユベントスはアヤックスから若きオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得間近とされながら、正式発表の一報は届いていない。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は、ユベントスがしたたかな駆け引きを繰り広げている結果が現状だと報じている。
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デ・リフトは19歳の若さにして名門アヤックスの主将を務め、2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では移籍先として濃厚とされるユベントスを破ってのベスト4入りにも大きく貢献した。今夏の移籍市場では最大級の注目銘柄とされるなか、当初はスペインの強豪バルセロナ行きが濃厚だった。それでも、ユベントスが代理人のミノ・ライオラ氏との太いパイプも生かして本人との合意を取り付けているという。
当初は7500万ユーロ(約91億5000万円)級の移籍金が必要とされていたデ・リフトだが、ライオラ氏は先日オランダ紙「テレグラフ」に、昨夏の時点でデ・リフトが1年後、つまり今夏にアヤックスを離れる場合は、移籍金5000万ユーロ(約61億円)を支払うクラブが現われた時に認める、という合意を取り付けていると暴露した。
もっとも、テレグラフ紙の報道では「口頭合意」とされており、いわゆる契約解除条項(バイアウト)として明文化されてはいないようだ。しかしながら、ユベントスとしてはデ・リフト本人がユベントス行きの意志を固めていることから、なるべく安い移籍金で獲得するべく、したたかな交渉を繰り広げている。
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