レアル、日本代表MF久保加入で狙う”新たな金字塔”に現地紙注目 「画期的な出来事」
欧州、北中南米、オセアニア、アフリカを制覇 久保は初のアジア出身選手として期待
スペインの名門レアル・マドリードは現地時間9日に北米遠征ツアーのためカナダ入りし、10日からトレーニングを開始。FC東京から移籍した日本代表MF久保建英は大きな注目を集めているが、久保がトップチーム入りとなれば、“白い巨人”に新たな金字塔が加わるという。スペイン紙「AS」が報じている。
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2018-19シーズンを3位で終えたレアルは、今オフにチェルシーから移籍金1億ユーロ(約122億円)でベルギー代表MFエデン・アザール、サントスから移籍金4500万ユーロ(約55億円)で18歳のブラジル人FWロドリゴ・ゴエスらを獲得。久保もBチーム(カスティージャ)でプレー予定とはいえ、補強の1人として加わり、北米遠征メンバー29人に名を連ねてトップチームに帯同している。
1902年に創立されたレアルは、「AS」紙によれば1928~31年はヨーロッパの選手だけで戦い、32-33シーズンにプエルトルコ人のエドゥアルド・オルドネスがクラブ史上初のアメリカ大陸の選手として加わったという。
その後、元ブラジル代表DFロベルト・カルロスら南米の選手、そして1997年にはニューカレドニア出身のMFクリスティアン・カランブーが初のオセアニア大陸の選手、99年にはカメルーン代表MFジェレミ・ヌジタップがアフリカ大陸の選手として加入。これまで、自国スペインを除くと28カ国の選手がトップチームでプレーしてきたなか、久保には初のアジア出身選手としての期待が懸かる。
記事でも、「久保とのサインは、画期的な出来事を達成するきっかけになっている。マドリードが5大陸の選手を保有するマイルストーンを完了する」と伝えている。
加入1年目の19-20シーズンはBチーム(カスティージャ)でプレー予定とはいえ、北米遠征でジネディーヌ・ジダン監督にアピールし、トップチームへの道を切り開けるだろうか。
「AS」紙調べによるレアルの歴代外国籍選手数は以下の通り。
アルゼンチン 28
ブラジル 25
フランス 14
ドイツ 13
ウルグアイ 9
オランダ 8
イングランド 5
ポルトガル 5
ユーゴスラビア 5
ハンガリー 4
メキシコ 4
イタリア 3
ベルギー 3
クロアチア 3
デンマーク 3
コロンビア 3
カメルーン 2
モロッコ 2
パラグアイ 2
ノルウェー 1
ポーランド 1
マリ 1
プエルトリコ 1
コンゴ共和国 1
ルーマニア 1
ロシア 1
スウェーデン 1
トーゴ 1
(FOOTBALL ZONE編集部)