本田がハリルJの現在地を語る 「言えることは引いた相手への対応が下手ということ」

史上初の予選5戦連発は「本人も意外」

 日本代表FW本田圭佑(ACミラン)は、17日のW杯アジア二次予選敵地カンボジア戦で2-0の辛勝に終わったチームについて、自陣に引いた格下相手の戦いが「下手」と分析した。アジアでの戦いとW杯との違いから今回の苦戦を問題視しなかった。

 12日のシンガポール戦からバヒド・ハリルホジッチ監督はスタメンを8人入れ替えた。本田も温存の対象となったが、FIFAランク183位と格下相手に攻めあぐねたチーム状況から後半、ハリル監督は本田投入を余儀なくされた。

「試合内容は出てからも、あまりよくなかったんですけど、まあチャンスはつくれていたんですけどね。やっぱり決定力のところの課題は当たり前の話ですけど、簡単には解消されることはないですよね」

 オウンゴールでの1点リードで迎えた後半45分、DF藤春のクロスから本田がヘディングでゴールを決めた。これで日本代表史上初となるアジア予選5試合連続ゴールとなった。

「意外ですね。それ聞いて意外ですよね。誰もやってないこと? アジア予選はあったわけでしょうから。今までもね。だから意外です」

 アジア相手にゴールを重ねる本田だが、チームはなかなかゴールを奪えていない。昨年のブラジルW杯1次リーグ敗退に始まり、1月のアジアカップでは準々決勝で敗退。そして、意外な苦戦を演じているアジア予選と日本代表に前進の痕跡は見えてこない。

 

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