久保の獲得は「“アセンシオケース”のコピー」 現地紙が成功事例を引用「評価を実感」
バルサとの久保争奪戦を制したレアル 「アセンシオを獲得した事例と類似している」
今夏にレアル・マドリードへ移籍した日本代表MF久保建英は、マドリードに到着したことで現地を騒がせている。プレシーズンの北米遠征メンバーに入り、トップチームに帯同している一方、新シーズンはレアルBチーム(カスティージャ)に加入することが発表されている。スペイン紙「ABC」は久保の移籍を「“アセンシオケース”のコピー」と取り上げ、スペイン代表MFマルコ・アセンシオを引き合いに出して説明している。
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今季FC東京でリーグ戦4ゴールを決め、首位を走るチームの原動力となる活躍を披露。代表では、先月の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)でデビューを果たすと、コパ・アメリカ(南米選手権)のチリ戦(0-4)、エクアドル戦(1-1)で先発を飾り、南米の強豪国を相手に力強いパフォーマンスを見せた。現在はレアルのトップチームが行う北米のプレシーズンツアーに帯同しており、クラブの未来を担う存在として期待が寄せられているが、久保の入団は“ある選手”を彷彿させるという。
「バルサ側は25万ユーロ(約3000万円)のオファーを提示したが、白い巨人は6年間契約の年俸200万ユーロ(約2億4000万円)を提示。これは一流のプロサッカー選手のサラリーに等しい。1回目の交渉ですべてはまとまった。久保は自身への評価を実感したのだ。このケースはアセンシオを獲得した事例と類似している」
久保獲得に至る一連の流れについて、レアルに在籍するアセンシオを成功事例に出し、似通ったケースであることを説明。レアルは2014年に当時18歳だったアセンシオをマジョルカから高給を提示して引き抜きいた経緯があるが、そのアセンシオはレアルで主力にまで成長を遂げている。久保には厳しい戦いが待ち受けているが、アセンシオを模範としていくことが望ましいのかもしれない。