「ジダンとラウールが形作る才能」 久保の飛躍に現地紙が太鼓判「2人の神話が訓練する」
レアル加入の久保にスペイン紙は熱視線 「金銭を超越する重要性を秘めている」
今夏にレアル・マドリードへ移籍した日本代表MF久保建英がマドリードに到着した。今月行われる北米遠征のメンバーに入り、トップチームへの帯同が決定。新シーズンはレアルBチーム(カスティージャ)に加入することが発表されているが、スペイン紙「ABC」は「久保は、ジダンとラウールが形作る才能」と見出しを打って報じ、「2人の神話が日本人の若者の資質を確認することを求めている」と伝えている。
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今季FC東京でリーグ戦4ゴールを決め、首位を走るチームの原動力となる活躍を披露。日本代表では、先月の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)でデビューを果たすと、コパ・アメリカ(南米選手権)のチリ戦(0-4)、エクアドル戦(1-1)に先発出場し、南米の強豪国を相手に力強いパフォーマンスを見せた。
レアル移籍がコパ・アメリカの初戦直前に決定したなか、7月にトップチームが行うプレシーズンツアーに帯同することが決定している。記事では、「レアルが久保と契約するということは、金銭を超越する重要性を秘めている。バルセロナを出し抜くことはイレギュラーな事例と言えるからだ」と綴り、「ドリブル、パス、シュート、試合のビジョンなど、才能の宿ったクオリティーを備えている」と、その資質に太鼓判を押している。
また、「ジダンも彼を見極めるために確認することを望んでいる」と、ジネディーヌ・ジダン監督が直接久保のパフォーマンスを目にすることを要求していることに加え、「ラウールが日々の練習で彼を正しい方向へ形作り、クオリティーを向上させることだろう」と、Bチームの指揮官を務めるラウール・ゴンザレス監督の指導の下で高みを目指すことになると伝え、「2人の神話が、この優れた才能を訓練していくことが必要だ」と主張した。
今季を「レアルにとって最大のチャレンジ」と表現し、昨季の不振から新時代へと切り開くうえで、「ジダンとラウールでレアルを前進させなければならない」とクラブにとって正念場のシーズンになることを強調した。2人のレジェンドの下、久保は今後のクラブを担う重要なピースとして飛躍を求められることになる。