浦和、FW興梠の“メモリアル弾”で1-0勝利 MF椎橋が退場の仙台は連勝4でストップ

決勝ゴールを挙げたFW興梠【写真:Getty Images】
決勝ゴールを挙げたFW興梠【写真:Getty Images】

興梠が決勝弾、FW福田正博を抜きJ1通算92ゴールでクラブ最多記録更新

 浦和レッズがホームにベガルタ仙台を迎え撃った6日のJ1第18節で、エースFW興梠慎三のクラブ通算J1最多ゴール記録を更新する決勝点で1-0の勝利を収め、仙台の連勝を4でストップした。

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 浦和は3日の天皇杯2回戦、流通経済大戦からスタメン10人を入れ替えて臨んだ。序盤から浦和がボールを保持するところに仙台が厳しく寄せる展開になった前半16分、DFマウリシオのパスを受けたMFエヴェルトンが、仙台FW長沢駿に背後からのタックルを受けると左肩を押さえてピッチに倒れ込み、プレー続行不可能に。同19分にFWファブリシオとの交代となり、浦和はアクシデントで交代カードを1枚使わざるを得なくなった。

 それでもMF長澤和輝のポジションをボランチに下げて対応した浦和は主導権を渡さずにゲームを進めると同42分、中盤でボールを奪い取ったFW武藤雄樹が素早いターンでスルーパスを出すと、興梠が最終ライン背後に抜け出した。相手GKシュミット・ダニエルが距離を詰めてくるなかで興梠は右足でループシュートを放つと、フワリと浮いたボールは仙台ゴールに吸い込まれて貴重な先制ゴールになった。

 このゴールで浦和でのJ1通算ゴール数を92に伸ばした興梠は、元日本代表FW福田正博氏と並んでいたクラブの最多記録を更新して単独トップ。2013年の浦和加入から仙台戦での通算も15ゴールに伸ばす仙台キラーぶりをいかんなく発揮し、浦和が1-0のリードで折り返した。

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