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中島加入のポルト社長、“悲願”の移籍成立 「ナカジマはここでプレーすることを夢見ていた」
「彼は遠い国に行ってしまったので…」とアル・ドゥハイルとの交渉の難しさにも言及
日本代表MF中島翔哉が、現地時間5日にカタールのアル・ドゥハイルからポルトガル1部ポルトへの移籍が決まった。約半年前まで所属したポルトガルへの帰還を果たすとともに、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝経験のある名門へとステップアップした形となったが、この獲得について地元紙「レコルド」の取材にクラブ社長が応え、念願の獲得だったことを明かしている。
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背番号8のユニフォーム、そして「NAKAJIMA」のローマ字と「中島」の漢字が入ったユニフォームを手にする中島とともに笑顔で収まった人物がいる。それはクラブの会長を務めるホルヘ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ氏だ。
「ナカジマはここでプレーすることを夢見ていたんだ。実は昨シーズン(2017-18シーズン)が終わったタイミングで、(当時所属していた)ポルティモネンセとポルトとの間でその話について持ち出し、彼もその意欲を見せたし、またポルトとしてもかねてよりの希望だったのだ」
同会長はこのように話す。しかし知っての通り、中島翔哉は今年2月にカタールのアル・ドゥハイルへと移籍。「彼は遠い国に行ってしまったので簡単な交渉ではなかった」と話す一方で、「代理人が他のクラブへと移籍させるのをただ見ているわけにはいかなかった」と、中島獲得はクラブにとって悲願だったことを明らかにしている。
「レコルド」の報道によると、中島はアル・ドゥハイルとポルトが共同で保有権を持つ形となり、今回支払われた移籍金は1200万ユーロ(約14億6000万円)。その金額を踏まえれば、ポルトが中島にかける期待度の大きさは分かるだろう。数々の名選手を輩出した名門ポルトで、中島は持ち前の打開力を発揮して主力へとのし上がれるか。2019-20シーズン、非常に楽しみなポイントが増えたことは確かだ。