横浜FMの“スタグル”がすごい! 「人を誘いたくなるスタジアム」への挑戦

横浜FMマーケティング本部FRM事業部Jリーグ運営担当の矢野隼平氏【写真:石川遼】
横浜FMマーケティング本部FRM事業部Jリーグ運営担当の矢野隼平氏【写真:石川遼】

人を誘いたくなるスタジアムへ、改善に取り組む二つの課題とは?

――イベントの開催を重ねているなかで、今、感じている課題はありますか。

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「一つはお客さまが増えたことによる行列です。店舗によっては1時間待つところもあるので、その問題解消のために予約専門のキッチンカー導入を進めています。事前に予約をして、時間になったらキッチンカーに受け取りに行く形です。トイレの問題もそうですけど、スタグルで1時間も待ち時間が生まれてしまうのはお客さんも受け入れ難い部分がありますから。

 もう一つは出店エリアの拡大。日産スタジアムはあれだけの大型スタジアムですけど、場外イベントができるスペースは限られています。今は東西に約30店舗のキッチンカーを出していますが、それでもまかないきれないほどの需要になっています。単に拡大できたとしても、目立たないところに出店しても意味はないですし、上手くお客さまの動線を作っていきたいです。CDAさんも、需要に対しての絶対数は足りてないと言っています」

――最後に、さらなるスタグルの充実に向けて目指すところを教えてください。

「今年から注力し始めた部分なので、まだまだ他クラブに追い付けていないのが現状だと思っています。マリノスのスタグルといえば『賑わっていて、おいしい』というところまではきている。でも、例えば『鹿島といえばもつ煮』というほどのメニューはまだできていない。今後は、横浜の街にも関連させた代表的なメニューを出していきたいです。そして、“人を誘いたくなるようなスタジアムづくり”を目指していきます」

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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