23歳の“新ブスケッツ”、マンC史上最高の85億円で加入 「マンチェスターはより青く…」
新たな挑戦を決意したロドリ、グアルディオラの存在も大きかったと説明
マンチェスター・シティは4日、アトレチコ・マドリードからスペイン代表MFロドリを獲得したことを発表した。同じスペイン出身のジョゼップ・グアルディオラ監督の下でプレーすることになったロドリのコメントを、英紙「ガーディアン」が報じている。
シティがロドリの獲得のため、アトレチコに支払った移籍金は6280万ポンド(約85億円)。これは昨夏、レスター・シティからアルジェリア代表MFリヤド・マフレズを獲得する際に支払った6000万ポンド(約81億円)を上回るクラブ史上最高額となる。
会見では、「シティはユナイテッド以上に魅力的な移籍先になったか?」と、同じマンチェスターに本拠地を置くライバルクラブとの比較を求める質問が投げかけられた。これに対してロドリは、以下のようにコメントしている。
「スペインで何人かと話をしたけれど、彼らは『マンチェスターはより青くなっているかもしれないね』と話していたよ。この数年、シティはマンチェスターのみではなく、イングランドにおいてストーリーを書き換えた。でも僕はライバル心のために、ここにいるのではない。サッカーで挑戦するためにここにいるんだ」
“ロドリ”の愛称で広く知られている同選手は、ユニフォームには「RODRIGO」というネームが入ることになるようだ。ロドリの獲得には、バイエルンも興味を示したというが、シティからオファーを受けた時点で、彼の心は決まっていたという。
「現時点で、世界で最も偉大なクラブの一つだ。シティは、世界のトップ2か、トップ3に入っていると思っている。だからシティが興味を持ってくれていると聞いた瞬間から、迷いは一切なかった。僕にとっては大きな一歩だ。チームだけではなく、ペップ・グアルディオラ、チキ・ベギリスタインもいるからね。僕がずっと尊敬してきたセルジオ・ブスケッツにも、『グアルディオラはサッカーを教えてくれるだけではなく、絶えず成長するように協力してくれる』と言われたよ」
ブラジル代表MFフェルナンジーニョが34歳となり、その後継者となるアンカーを探していたシティ。そのプレースタイルから「新たなブスケッツ」と称される23歳のロドリを獲得したシティは、来季プレミア3連覇、そして悲願のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)