現役引退のロッベン、戦友らが惜別メッセージ 「偉大な男」「対戦できて嬉しかった」
35歳での決断、クラブやオランダ代表の同僚らが輝かしいキャリアを称える
2018-19シーズン限りでバイエルン・ミュンヘンを退団した元オランダ代表FWアリエン・ロッベンは、新天地を決めることなく現役引退を発表した。ビッグクラブを渡り歩いたレフティーに、ともに戦ってきた戦友たちから惜別のメッセージが届いている。
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ロッベンは現在、日本代表MF堂安律や同MF板倉滉が所属するオランダのフローニンゲンで2000年に16歳でプロデビューを果たした。02年に名門PSVへ渡って一躍ブレークを遂げ、チェルシー、レアル・マドリード、バイエルンと各国のトップクラブでタイトルを獲得してきた。オランダ代表としては96キャップを刻み、ワールドカップに3回、EUROに2回出場した。キャリアを通じて常に怪我との戦いにも苦しんできたが、鋭いドリブルと正確な左足のシュートで見るものを魅了してきた。
35歳で現役引退を決めたロッベンに対して、クラブやオランダ代表の同僚らがSNS上で惜別のメッセージを送っている。バイエルンのチームメートだったドイツ代表DFジェローム・ボアテングは「ビッグプレーヤー、偉大な男がフットボールのステージから去る。アリエンとプレーし、ビッグタイトル獲得を祝えたことは名誉なこと」と投稿。2人で顔を突き合わせて喜ぶ写真も添えた。
「おめでとう。ファンタスティックなキャリアだった」と、その輝かしい経歴を称えたのは元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サール氏だ。「君と一緒にプレーできて嬉しいよ。フットボールから離れた後の人生が上手くいきますように」とピッチを離れる“後輩”への思いを綴った。
レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスも「あなたと一緒にプレーしたことも、対戦相手としてプレーできたことも嬉しかった」と元同僚でもあり、厄介な敵でもあったロッベンの引退を惜しんだ。
対峙するDFにとっては常に恐怖の存在だったロッベン。ドルトムントやバルセロナで対戦した元スペイン代表DFマルク・バルトラも「レジェンドの成功を願っている」とその偉大さに敬意を示した。
代名詞となった右サイドからカットインしてゴールを決めるプレーは、多くのファンの脳裏に焼き付いているだろう。35歳までトップレベルを維持し続けたロッベンは、多くの人に惜しまれながら19年間のキャリアに幕を下ろす。