ベイルがレアル残留を決断か スペイン紙にクラブ関係者が証言「楽観視している」
ジダン体制下ですでに“構想外”と報道も、退団の意思なしか
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、今夏での退団がたびたび噂されているが、同選手はクラブに対し退団の意向はないとはっきり示したようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
レアルは今夏、チェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを獲得。またスペイン代表MFマルコ・アセンシオやブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールの台頭もあり、アタッカー陣の競争は激しさを増しており、怪我の影響もあって今季出場機会を減らしたベイルは、新シーズンにさらに厳しい競争に晒される可能性が高い。
昨季途中に復帰したジネディーヌ・ジダン監督の構想から、すでに外れているとも伝えられたベイルは、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂され、ここ最近ではセリエAのインテルも新天地候補に浮上していた。
ところが、クラブ事情に詳しい情報筋の話によると、2022年まで契約が残っているベイルはレアルで「とてもハッピー」であるとし、クラブに対して退団の意思がないことを明確にしたという。
「ギャレスは、期待されていることがすべて出し切れていないのならば、それが負傷という不運に見舞われているせいだと確信している。だが、それも乗り越えたと思っていて、今は成功するために適切なコンディションでいると楽観視している」
そう「AS」紙に明かした人物は、「彼は数々のビッグマッチで素晴らしい活躍をしてきた」とこれまでの貢献度の高さを認めたものの、「もし彼が残留を決意しているならば、ジダンの下で不利な状況でスタートするだろう」と、厳しい船出になることを予想している。屈辱的なシーズンを過ごしたレアルは今夏、すでに補強総額が360億円超えの大型補強を敢行。ジダン監督の下で新たな時代を切り開くなか、数々のタイトル獲得に貢献してきたベイルの居場所は残されているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)