「日本はとても、とても小さい!」 イニエスタ、圧巻ミドル弾に海外熱狂「バルサ帰還促す」

ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

イニエスタが名古屋戦で華麗なミドル弾を含む2ゴールの活躍

 ヴィッセル神戸は6月30日、J1第17節で名古屋グランパスと対戦し、5-3で勝利を収めた。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、同FWダビド・ビジャと揃い踏みで2ゴールを決める活躍を披露したが、1点目の華麗なミドル弾に海外メディアも「距離のある一撃による美しい証明書」「バルセロナ帰還を促す」と称賛の言葉を送っている。

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 トルステン・フィンク新体制ではボランチでプレーする機会が増えているイニエスタは、この日もキャプテンマークを巻いて先発に名を連ねた。鋭いスルーパスで幾度となくチャンスを生み出すと、1-1で迎えた後半18分に世界最高峰の名手が魅せる。相手GKがパンチングしたこぼれ球を、ペナルティーエリア手前で拾ったイニエスタは、丁寧なトラップから右足を一閃。鋭い弾道の一撃はゴール左上に突き刺さった。

 この場面でイニエスタは、ボールを足もとにワンタッチでコントロールすると、自身から見て右のシュートコースを切るように飛び込んできた相手の逆を突き、コンパクトに右足を振り抜いてゴール左を射抜いてみせた。

 こぼれ球を受けに行く時のステップからシュートに至るまで、イニエスタの淀みのない動きと正確な技術が光る一撃となったが、このワールドクラスの一撃に海外メディアも反応。スペイン紙「AS」は「日本でイニエスタが遠距離から信じられないゴール」と見出しを打って報じ、「1点目は距離のある一撃による美しい証明書」と表現した。

また、同メディアのチリ版は「彼に日本はとても、とても小さい! 帰還を熱望されるイニエスタの衝撃」と取り上げ、同コロンビア版は「イニエスタのゴールはバルセロナへの帰還を促す」と、バルセロナ復帰の声を高まらせるようなインパクトであったことを主張していた。

 その後、後半24分のPKを決め、この日2ゴールをマーク。新体制が発足してから3試合で3ゴールと絶好調のイニエスタ。チームの不振や自身の負傷離脱など、今季は苦しい時期を過ごしてきたが、ようやく真価を発揮する舞台が整い始めたようだ。

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