千葉国際高校から欧州名門クラブへ… 元鹿島FWカイオに海外も注目「無名だったが…」
ベンフィカ移籍が決定したカイオ 「アル・アインの歴史的飛躍の重要なプレーヤー」
かつて鹿島アントラーズに在籍していたブラジル人MFカイオは、ポルトガル王者ベンフィカへの移籍が決定した。海外メディアも「アル・アインの歴史的飛躍の重要なプレーヤー」と、そのポテンシャルに太鼓判を押している。
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カイオは、2011年に千葉国際高校に入学し、卒業後の2014年に鹿島へと入団するという、ブラジル人としては珍しいキャリアを歩む。1年目から出場機会をつかみ、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。当時は将来的な日本国籍取得と日本代表入りも話題となったが、16年にアル・アインへの移籍を決断した。
リーグ戦やAFCチャンピオンズリーグでの活躍にとどまらず、昨年開催されたクラブ・ワールドカップ(W杯)でも準決勝のリーベル・プレート戦でゴールを奪い、南米王者を撃破して決勝進出を果たす立役者となった。アジアでの活躍が認められ、自身初となる欧州への挑戦をつかみ取ることになった。
海外メディアもカイオのベンフィカ加入に注目。アルゼンチンメディア「TyCスポーツ」は「カイオの名がアルゼンチンで轟いたのは昨年12月のことだ。ブラジル人ストライカーはほとんど無名だったが、準決勝でリーベル・プレートを葬った」と紹介。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」も「前回のクラブW杯において、カイオはアル・アインの歴史的飛躍の重要なプレーヤーだった」と主張している。
スペインメディア「ドン・バロン」も、「1試合でサッカー選手はキャリアの運命を変えることができる。12月18日にカイオの人生は劇的な変化を迎えた」と、クラブW杯準決勝の活躍がベンフィカ移籍に大きく影響したことを強調。また、「日本でキャリアをスタートさせたカイオは、アマチュアチームを経て、鹿島に加入した」と経歴も紹介していた。
日本の千葉国際高校で第一歩を踏み出したカイオは、卒業から約5年で欧州屈指の名門クラブへの移籍をつかみ取る快挙を成し遂げてみせた。
(FOOTBALL ZONE編集部)