東京五輪、フンメルスら“W杯王者”に参戦の可能性 U-21代表メンバーは歓迎を表明

U-21ドイツ代表【写真:Getty Images】
U-21ドイツ代表【写真:Getty Images】

A代表で招集外となったフンメルス、ミュラー、ボアテングの3選手

 ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督から“構想外”だと告げられたDFマッツ・フンメルス(バイエルン・ミュンヘン→ドルトムント)、MFトーマス・ミュラー、DFジェローム・ボアテング(いずれもバイエルン)の3選手が東京五輪でプレーする――。U-21ドイツ代表が日本行きのチケットを確保してから、現地ではそんな予想が飛び交っている。

 先ごろ行われたU-21欧州選手権グループリーグ第3節で、ドイツはオーストリアと1-1で引き分け、2勝1分けとしてグループBを首位通過した。4強入りを決めたことで東京五輪の出場権もつかんだが、そこで気になるのは「誰がオーバーエイジ枠でメンバー入りするのか」ということだ。

 東京五輪に出場するU-23代表チームのメンバーは、原則として1997年1月1日以降に生まれた選手となる。ただし、オーバーエイジ枠で3選手を招集することが可能となっており、指揮官がこの枠を使うのか、その場合は誰を呼ぶのかということが注目の的に。そこで浮上しているのがベテラン3選手招集の可能性だ。

 フンメルス、ミュラー、ボアテングは長年フル代表でプレーし、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝の立役者でもあるが、チーム改革を進めるレーブ監督は今年3月、今後は彼らを招集しないと明言。「チームに新しい選手を加えたい」としており、少なくとも同監督がチームを率いる限り、3人が代表としてプレーする可能性はなくなった。

 それでも3選手には五輪代表チームのメンバーとしてドイツ代表のユニフォームに袖を通し、ピッチに立つチャンスが残されている。ドイツメディア「sport.de」によると、U-21ドイツ代表DFベンヤミン・ヘンリヒス(モナコ)は「もしかしたら3人のオプションがあるかもしれないね。まずは彼らに打診しなくてはならないけど」と語ると「この3人と五輪でプレーすることになっても、僕には異論はない。もちろん監督次第だけどね」と、オーバーエイジ枠の選手が加わったチームも想定できるとした。

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