「覚えていますか?」 レアル、15歳MF中井卓大の豪快な“20m弾丸ミドル”に再脚光
4月のラス・ロサス戦でドリブルから右足を一閃 ゴラッソに世界感嘆「なんて一撃だ」
レアル・マドリードの下部組織であるカデーテA(U-16相当)に所属する“ピピ”こと15歳のMF中井卓大は、今季中心選手としてチームのリーグ優勝に貢献した。トップチームの公式ツイッター日本語版は、「PIPIのこの弾丸ミドル覚えていますか?」とシーズン中に右足で決めた約20メートルのミドル弾に改めてスポットライトを当てている。
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レアルはコパ・アメリカ(南米選手権)に出場した18歳MF久保建英と契約したこともあり、日本にとってより馴染み深い存在となった。そんな“白い巨人”の公式ツイッター日本語版が公開したのは、カデーテAに所属する15歳MF中井のスーパーな一撃だ。
現地時間4月6日に行われたラス・ロサス戦(3-0)、レアルが1-0とリードして迎えた後半7分だった。エリア中央でボールを受けた中井は、寄せてきた相手マーカーを華麗なドリブルで翻弄すると、約20メートルの位置から迷うことなく右足を一閃。力強いシュートがゴール左隅へと飛び、横っ飛びした相手GKのセーブも及ばずネットを揺らしている。
このゴラッソは瞬く間に世界中を駆け巡り、米スポーツ専門局「ESPN」スペイン語版も「なんて一撃だ! まだ15歳の日本人ピピが、レアルのカデーテAの一員としてこのゴールを決めた。どんな未来が待っているのか」と言及。「ピピのスーパーゴール」「凄すぎる」と手放しで称えていた。
レアル公式ツイッター日本語版も、「PIPIのこの弾丸ミドル覚えていますか? 来季スタートが待ち遠しいですね!」と綴っている。
中井は今年4月、日本で行われた16歳以下の国際親善大会「U-16キリンレモンCUP」では桐光学園戦でキャプテンマークを巻いてスタメン出場。主力としてその後のリーグ優勝にも貢献した。18歳MF久保がレアルと契約(来季はBチームのカスティージャ)し、日本の未来を背負う2人の共演にも期待が集まっている。