ミラン本田との定位置争いを制したレフティーがイタリア代表復帰!

右ウイングのチェルチが今年3月以来の代表入り。ボナベントゥーラも選出

 イタリア代表が13日の国際親善試合ベルギー戦と17日のルーマニア戦を臨むメンバー28人を発表し、ACミランMFアレッシオ・チェルチが今年3月以来となる代表復帰を果たした。

 チェルチは、2013年3月にチェーザレ・プランデッリ監督が率いていた当時のアッズーリに初選出を受け、以降は代表メンバーの常連となっていた。しかし、昨季後半からチームでの出場機会を失っていたことでアントニオ・コンテ監督から声が掛からなくなっていた。

 今季もシーズン序盤はウインガーが重用されない4−3−1−2システムでベンチ暮らしが続き、招集外になっていた。ミランが10月半ばから4-3-3システムに変更して以降は日本代表FW本田圭佑とのポジション争いを制し、右ウイングでスタメン出場を続けている。好不調の波は多少あるが、ダイナミックな突破力と威力抜群の左足という魅力を持つチェルチはコンスタントに出場を続けていることが代表復帰を引き寄せた格好になった。また、シーズン序盤に本田とトップ下を争い、現在は左ウイングに定着しているMFジャコモ・ボナベントゥーラも招集された。最多選出されたクラブは王者ユベントスの大量6人。6位のミランからはDFアントネッリ、デ・シリオ、チーム主将のリッカルド・モントリーボも選出されており、5選手が名を連ねた。ミランからモナコに期限付き移籍中の「ファラオーネ」こと、ステファン・エル・シャラウィも代表入りを果たしている。

 MFアンドレア・ピルロ(ニューヨーク・シティFC)は招集外になり、マルコ・ベラッティ(パリ・サンジェルマン)も負傷のために招集されなかった。

 

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