ジダン氏が仏代表MF恐喝事件で逮捕、起訴のベンゼマを擁護も「慎重に振る舞うべきだ」

「彼を信じている」

 レアル・マドリード・カスティージャ(レアルB)のジネディーヌ・ジダン監督は、フランス代表MFのセックステープを巡る恐喝事件で逮捕、起訴されたFWカリム・ベンゼマに「慎重に振る舞うべし」と苦言を呈した。地元紙「マルカ」が報じている。

 ジダン氏はレアルBのフエンラブラダ戦で3-2の勝利後、フットボール界を震撼(しんかん)させた恐喝事件について口を開いた。

「私はカリムと話をしている。彼を信じている。信頼を置いているが、彼には慎重に振る舞うべきだと伝えた。我々は全員注意しなければいけない」

 クラブのレジェンドは厳しい表情でそう語った。ベンゼマは4日、リヨンのフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナに対する恐喝事件で、パリ近郊のベルサイユの警察署で身柄を拘留された。事件への関与を認め、恐喝罪と共謀罪で起訴された。ベンゼマは10月8日、セックステープを巡ってヴァルブエナと会話を交わしたといわれるフランス代表活動中に太ももを負傷。リハビリの過程で逮捕されていた。

 現在はチームに戻り、すでに練習を再開している。だが、負傷を理由に、8日の敵地セビージャ戦(2-3で敗戦)の遠征メンバーからは外れていた。

 レアルはフロレンティーノ・ペレス会長がベンゼマから事情聴取を行い、潔白を主張する声明文を発表している。ジダン氏はフランス代表の後輩たちのスキャンダルに対し、擁護しながらも厳しい視線を向けていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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