5戦連続途中出場で不発のミラン本田に伊メディアが屈辱の酷評 「誰か彼を見かけた?」

左ウイングで先発の座を奪われた復帰直後のニアングは及第点

 一方で、このゲームが右足骨折からの復帰戦となり、スタメン出場した左ウイングのニアングには、6点と及第点が与えられた。「ゴールは無かったが、最も危険な存在だった」とバッカとのコンビネーションでの突破や、枠内に数本飛んだミドルシュートが評価されている。
 最高の評価をされたのは、後半15分過ぎから3度の決定機を立て続けにストップした16歳の新鋭GKジャンルイジ・ドンナルンマで7.5点だった。「3度のセービングは、フェノーメノ(怪物)と言えるものだった」とし、かつて世界的ストライカーとして名を馳せた元ブラジル代表FWロナウドのニックネームを用いて絶賛した。
 ベンチスタートが続く最近の7試合で、最も長いプレー時間を与えられた本田だったが、指揮官やイタリアメディアに対して存在をアピールすることには失敗してしまったようだ。次節はリーグ4連覇中のユベントスとの一戦が控えている。左ウイングのレギュラー、ボナベントゥーラが出場停止から戻ってくる。そして、ニアングが右足骨折から復帰戦で存在感を示すという苦しい状況で迎えるビッグマッチで、10番は自らの価値を証明することはできるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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