「今季はリバプールの番だと思うことも…」 ペップ、“ライバル”との激闘を振り返る
デッドヒートを繰り広げたリバプールに感謝 「私たちをいいチームにしてくれた」
今季のプレミアリーグで最後まで熱戦を繰り広げたマンチェスター・シティとリバプール。その壮絶なタイトルレースを制したシティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、プレミアリーグ公式サイトのインタビューでリバプールを称賛している。
シティは昨季プレミアリーグで、2位マンチェスター・ユナイテッドに19ポイント差をつけて、史上最多となる勝ち点「100」をマークして優勝。リバプールは25ポイント差の4位だった。
しかし、今季はシティとリバプールが超熱戦を繰り広げ、シティが勝ち点「98」で2連覇を果たしたものの、2位のリバプールもリーグ歴代3位となる勝ち点「97」を記録。両チーム合わせて勝ち点「195」と、前例にない壮絶な一騎打ちを演じ、今後“2強時代”の到来を予感させるシーズンとなった。
グアルディオラ監督は、リバプールについて「私たちがいいチームになるのを、彼らが手助けしてくれた。私は100パーセント、そう確信している」と述べ、こう語っている。
「リバプールのような競争相手の存在が、私たちをいいチームにしてくれたと思っている。優勝したタイトルの価値は、競争相手、大きなライバルによって決まる。リバプール以上にいいライバルはいないだろう」
さらに、「あのレベル、あの高いレベルだと、単にメンタルやスキル、パワーやテクニックだけではない。すべてのミックスだ。すべての部分の基準を上げれば上げるほど、自分の目標達成に近づくものだ」とも話した。
またシーズン途中には、プレミアリーグタイトルがリバプールの手に渡る可能性も頭をよぎったと明かし、「多くの素晴らしい瞬間があった。リバプールに7ポイント差をつけられ、彼らのサッカーを週末に見た時、今季はリバプールの番だと思うこともあったが、(シティの選手は)絶対に諦めなかった。それが今シーズンのキーポイントだった」と続けている。
歴史的タイトルレースを繰り広げたシティとリバプール。果たして、来季はどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)