アブジュ新監督の下、香川とシュールレの獲得を希望　ドルトムントで“共闘”経験

　日本代表MF香川真司は今季途中、ドルトムントからベジクタシュに期限付き移籍し、14試合出場4得点を記録した。来季に向けた動向が注目されるなか、トルコ紙「Fanatik」はベジクタシュが香川の慰留を諦めておらず、同じくドルトムントからフルハムに期限付き移籍中の元ドイツ代表MFアンドレ・シュールレとの“ダブル獲り”を目論んでいると報じている。

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　香川は今年1月、出場機会を求めてベジクタシュに期限付き移籍で加入。デビュー戦で電光石火の2得点を挙げるなど活躍を見せたが、先発に定着することはできなかった。しかし、ベジクタシュは今季終了まで指揮を執ったシェノル・ギュネシュ監督が、トルコ代表監督就任に伴い退団。アブドラ・アブジュ監督が新たに就任していた。

　アブジュ監督は香川との再契約を望んでいると報じられているが、ベジクタシュは香川に加えてシュールレの獲得も狙っているようだ。「Fanatik」は「ベジクタシュが狙う2人のスター：香川とシュールレ」と見出しを打ち、「アブジュ監督の就任により、ベジクタシュは香川との驚くべき再接近を図っている」と報道している。

　また、「選択は日本のスターの手の中にある」としており、まずは香川自身の説得から始めなければならないとした。そのうえで、スペインへの移籍を希望する香川に対して、より良い待遇を準備できることにも触れている。

　さらに同記事では「最低限でも2人のウイングを補強すべきベジクタシュにとって、そのうち1人の有力候補はシュールレだ」と伝え、新体制となったベジクタシュの動きを詳報。「アブジュ監督は、チェルシーで輝かしい時期を過ごしたアタッカーがベジクタシュで再び輝けると考えており、交渉においては出場機会も約束されるはずだ」と伝えた。

　来季、ドルトムントで共闘した経験のあるシュールレとともに、再びベジクタシュで戦うことになるのか。香川の今後に注目が集まっている。

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