「我々は約束した」 クロップ、CL優勝直後にペップと電話! “美しきライバル関係”に注目
CL優勝直後にペップと電話していたことが発覚 「来季も殴り合おう」
リバプールは現地時間1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でトットナムと対戦し、2-0で勝利。14シーズンぶり6度目の欧州制覇を果たした。ユルゲン・クロップ監督にとってCLは初の栄冠となったが、試合終了直後にマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督と電話したことを明かし、英メディアは両指揮官の“美しきライバル関係”に脚光を当てている。
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リバプールは今季、プレミアリーグで歴代3位となる勝ち点「97」を記録したものの、勝ち点「98」のマンチェスター・シティに1ポイント及ばず、あと一歩のところで悲願のプレミア制覇を逃していた。それでも、両チーム合わせて勝ち点「195」と、前例にない壮絶な一騎打ちを演じ、今後“二強時代”の到来を予感させるシーズンとなった。
そして、CLでは2年連続となる決勝進出を果たすと、準優勝に終わった昨季の雪辱を果たし、欧州制覇を成し遂げた。記者会見に臨んだクロップ監督は、優勝を決めた試合終了直後に電話した意外な相手の名前を挙げることに。それは、リーグ内で最大のライバル関係を築くシティ率いるペップだった。英地元紙「リバプール・エコー」は、「CL優勝直後の電話でクロップはペップと何を話したのか」と注目している。
「ついさっきまで、ペップ・グアルディオラと電話していたんだ。我々のフィジコのトップ(リー・ノーブル)は今季序盤までシティで働いていたんだけど、CL優勝を望んでいたのさ…嘘だよ、今のはジョークさ! 我々は約束したんだ。来季も互いに殴り合おうとね。我々はすべてをつかみ取りにいくし、何を得られるか様子を見ようじゃないか」
シティが最も望んでいたCLタイトルはリバプールの手に、一方リバプールが最も望んでいたプレミアのタイトルはシティの手中に収まるという、“運命のいたずら”とも言えるようなシーズンとなったが、この2チームを率いる両指揮官が今季のサッカー界のトピックスであったことは間違いない。そして、CL決勝後に電話する両者のやりとりには“美しきライバル関係”が確かに存在していた。