「この戦いに負けてたまるか」 日本代表MF香川、”現実を見た1年”で目覚めた反骨心

現実を受け止めたうえでの決意は… 「ここで立ち止まっているわけにはいかない」

 ただ、香川自身はその現実と向き合い、乗り越える覚悟が決まっている。

「現実を改めて受け入れながらも、次に進まないといけない。ここで立ち止まっているわけにはいかない。この戦いに負けてたまるかという強い気持ちでいると同時に、また新たなチャレンジをしたいと思っている」

 一方で、2度目の招集となった森保ジャパンについて、「このチームのゴールは(2022年のカタール・)ワールドカップ」と語り、MF久保建英(FC東京)ら若い世代が加わったなかでの“あるべきスタンス”を説いている。

「(ワールドカップまで)あと3年、そういうプランニングは明確にしておきたい。頭に常に入れながら、だからこそ今はいろんなことを試して、失敗を含めていろんなものを感じるべき。この前の4年もそうでしたけど、良い時もあれば悪い時も出てくる。その積み重ねが2022年につながる」

 香川はこれまで、苦難に直面してもそれを乗り越え、多くの期待に応えてきた。かつての輝かしい姿を知る人々は、香川の本当の意味での“完全復活”を待ち望んでいる。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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