「僕は本物のブルー」 EL決勝で古巣撃破のジルーが心境吐露「大きな借りがあるが…」
2018年1月までアーセナルに所属したジルー、EL決勝では1得点1アシストの活躍
チェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーは現地時間29日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝、アーセナル戦(4-1)で1得点1アシストをマークする活躍を披露し、6季ぶり2度目の優勝に大きく貢献した。古巣対戦に複雑な思いはあったようだが、今では心まで青く染まっているようだ。
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ジルーは3トップの中央でスタメン出場を果たした。今季ELは決勝前の時点で10得点を稼ぎ、得点ランキングトップタイを走っていた。
0-0の均衡した状況で迎えた後半4分、ジルーは左サイドバックDFエメルソンからのクロスに反応すると、相手DFの前に入り込み、技ありのヘディングシュートで試合の均衡を破った。同19分にはエリア内でファールを受けてPKを奪取。同27分にはベルギー代表MFエデン・アザールへラストパスを送り届けてアシストも記録するなど、3得点に絡む活躍を見せた。
チェルシーは4-1でアーセナルを下し、6季ぶりにELタイトルを獲得。ジルーは試合後、古巣アーセナルとチェルシーに対する思いを打ち明けている。UEFA.comが報じた。
「このクラブ(アーセナル)は、僕がプレミアリーグでプレーする夢を叶えてくれた。彼らには大きな借りがあるが、チェルシーでこのトロフィーを掲げたかった。僕は本物の“ブルー”(チェルシーの一員)だ」
ジルーは2012年から18年までプレーしたアーセナルへの恩義は持ちつつも、昨年1月からプレーするチェルシーで悲願のタイトルを獲得したことに大きな喜びを感じているという。11得点で大会得点にも輝き、マウリツィオ・サッリ監督からの信頼に応えた。
5月には2020年6月までの契約延長を果たしたジルー。2季ぶりにUEFAチャンピオンズリーグに参戦する“ブルーズ”でのさらなる輝きに期待がかかる。