「理由はロナウドだけじゃない」 ロッベンがバイエルン移籍の理由を告白「会長が…」

レアル・マドリード時代のMFロッベン【写真:Getty Images】
レアル・マドリード時代のMFロッベン【写真:Getty Images】

レアル時代、ペレス会長から「何人か売却する必要がある」と言われたことを明かす

 バイエルン・ミュンヘンの元オランダ代表FWアリエン・ロッベンはブンデスリーガ7連覇を手土産にドイツの名門を退団する。まだ今後の身の振り方が決まっておらず、稀代のドリブラーに注目するクラブが多いなかで、かつて所属したレアル・マドリードを退団した理由について明らかにしたとスペイン紙「AS」が伝えている。

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 2009年夏に加入したバイエルンで、ロッベンは元フランス代表MFフランク・リベリーとの両翼コンビ、通称“ロベリー”で猛威を振るい、加入1年目にはドイツの年間最優秀選手にも輝いた。偉大な足跡をドイツの地で残した一方で、その前に所属したのはレアルだった。チェルシーでのプレーぶりが認められて2007年夏に“白い巨人”の一員となったが、所属はわずか2シーズンのみに終わっている。

 移籍のタイミングで理由として報じられたのは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)の存在だった。同じドリブラータイプのロナウドを獲得することで、ロッベンがはじき出される形になったと見る向きが多かったが、本人は次のように明かしている。

「理由はロナウドだけじゃなかった。フロレンティーノ・ペレスが会長に戻ってくることで、ロナウドとともに(元ブラジル代表MF)カカ、(元フランス代表FW)カリム・ベンゼマ、(元スペイン代表MF)シャビ・アロンソも連れてきた。それだけ多くのお金を使ったわけだから、彼らは僕らに対して『何人か売却する必要がある』と言ってきたんだ」

 ロッベンの話した通り、第2次ペレス会長政権となったことで、2009-10シーズンのレアルはロナウド以外にも超大型補強を図った。世界屈指の資金力があるとされるレアルだが、彼らワールドクラスを続々と獲得するためには人員整理が必要だったのは間違いない。

「(当時監督だった)マヌエル・ペジェグリーニとはいい関係を築いていたし、僕はがっかりしたよ。プレシーズンも僕にとって最高の状態だったしね」とロッベンは話す。それでも「僕は自分自身が十分にやれることを見せたかった。バイエルンに移籍したことは自分のキャリアにとって最高の決断だった」とも話している。

 レアルのクラブ戦略による“玉突き移籍”のような形だったが、ロッベンにとってはサッカー人生が好転する契機になったと言えるだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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