「速さと強さ」を求めたマンチーニ監督 長友にキーマン封じの最重要任務を託す

指揮官絶賛 相手の高速ユニットを完封

 インテルのロベルト・マンチーニ監督は10月31日のローマとの首位攻防戦で、日本代表DF長友佑都を今季リーグ初となる本職の左サイドバックで起用した理由を「速さと強さのある選手が必要だった」と説明。ローマのサラー、ジェルビーニョという高速ユニットを抑えたダイナモを絶賛している。
「試合後には疲れから涙が出てきた。ローマを抑えた偉大な選手たちだ。両軍の決定機があった。イカルディの先発落ちは戦術的な理由だ」
 指揮官は試合後、テレビ局「メディアセット・プレミアムTV」のインタビューで、ローマに1-0と勝利し、暫定首位を勝ち取った選手をこうたたえた。
 この試合では、長友が2試合前の第9節パレルモ戦以来となる先発出場。本職の左サイドバックでの出番は今季初となった。ここまで重用されなかった長友とダンブロージオを両サイドバックで起用した理由について、マンチーニ監督は「我々には速さと強さのある2人の選手が必要だった。彼らは良い仕事をやっていた」と絶賛している。ローマの躍進を支えている前線のFWモハメド・サラーやFWジェルビーニョと対峙(たいじ)したが、持ち前の加速力を生かして突破を見事に封じた。

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