ポグバ、ユナイテッド残留の可能性を英紙指摘 「もし退団したいと思っていたら…」
「ポグバは責任を取ろうとしていた」 リーグ最終節後のファンへの対応が根拠
かつてリバプールでプレーした元スコットランド代表DFスティーブ・ニコル氏は、移籍が噂されるマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバについて、いまだにクラブへの想いは存在し、残留するのではないかとの見解を示している。英紙「デイリー・スター」が報じた。
レアル・マドリード加入が噂されているポグバは、前ユナイテッド監督のジョゼ・モウリーニョ氏との不仲をきっかけに移籍報道が過熱した。モウリーニョ氏の解任により一時は沈静化したが、同胞のジネディーヌ・ジダン監督がレアルに復職したことで、その報道は再び熱を帯びることになった。
しかし、米大手スポーツサイト「ESPN」のインタビューに応じたニコル氏は、カーディフに0-2で敗れたプレミアリーグ最終節の試合後のポグバの行動から、同選手に退団する意向はないのではと考えているようだ。
ポグバはこの試合後、本拠地オールド・トラッフォードでチームメイトと一緒にピッチを一周。7万5000人の観客はそのほとんどが席を立ったあとで、不甲斐ない結果で試合を終えた選手たちに拍手を送ることはなかったうえに、残っていた一部のファンはポグバに向かって不満を叫んでいた。しかし、ポグバはそのままピッチに立ち、その批判を受け入れたそうだ。
「私が思うに、ポグバは責任を取ろうとしていたのだろう。もしクラブを退団したいと思っていて、なおかつ、こんなことが起きれば、あんなことをして時間を無駄にするよりもロッカールームに戻るさ。なぜなら、去るのが待ち遠しいのだから」
そして、「この男(ポグバ)に、クラブを離れたくて仕方がないというような印象は持てなかった」とし、「きっと彼は、クラブのことを想っているからマンチェスター・ユナイテッドに戻ってきたんだと思う。今のような騒ぎの最中にクラブを去るのを正しいとは思わないのではないかと思うよ。人々が評価するよりも、彼にはもっと人格があると思う」と続けた。
果たして、ポグバは来季もユナイテッドでプレーしているのだろうか。去就に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)