アルゼンチン代表、コパ・アメリカ23人を発表 有力選手落選の理由を指揮官が告白

コパ・アメリカに挑むアルゼンチン代表23人が発表された。メッシ(左)、アグエロが招集された一方、数々の実力者が選出外となった【写真:Getty Images】
コパ・アメリカに挑むアルゼンチン代表23人が発表された。メッシ(左)、アグエロが招集された一方、数々の実力者が選出外となった【写真:Getty Images】

スカローニ監督がメンバー選考について言及 「このメンバーが最高だと信じている」

 アルゼンチン代表は現地時間21日、6月にブラジルで開催されるコパ・アメリカのメンバー23人を発表した。大エースであるFWリオネル・メッシ(バルセロナ)、代表復帰を果たしたFWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)が招集された一方、数々の実力者が選出外となった。それについて指揮を執るリオネル・スカローニ監督が言及したとスペイン紙「マルカ」アルゼンチン版が報じている。

 メッシを筆頭に、個々の選手はクラブレベルで確かな実績を残していながらも、代表でのタイトルから離れ続けているアルゼンチン。今回のコパ・アメリカこそ栄光を手にしたいところだが、スカローニ監督は大きな決断を下した。DFガブリエル・メルカード、MFエベル・バネガ(ともにセビージャ)、FWアンヘル・コレア(アトレチコ・マドリード)、FWマウロ・イカルディ(インテル)といった有力選手を選出外にしたのだ。

「我々の考えとしては、新たな選手が代表でプレーするチャンスを持っていた。今回の招集メンバーに選ばれなかった選手たちを傷つけたかもしれない。しかし23人を選び、決断しないといけなかった。我々は、このメンバーが最高だと信じている」

 このように話す一方で、ロシア・ワールドカップ以来となるアグエロの代表復帰も決めた。「クン(アグエロの愛称)の得点数が物語っている」と経験値を信頼したことを明かしている。メッシ、アグエロが30代となる一方で、FWパウロ・ディバラ(ユベントス)らの若き精鋭も台頭しつつある。今度こそ南米の伝統国復活となるのか――指揮官の采配が問われそうだ。

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