マンUにポグバは不要か? むしろ悪影響と英指摘「周りの選手をより悪い選手に…」
元英U-21代表DFロシニアー氏が批判 「ユナイテッドが必要としている選手ではない」
フランス代表MFポール・ポグバの存在がマンチェスター・ユナイテッドに悪影響を及ぼしているというのか。今季プレミアリーグで6位に終わった“赤い悪魔”のレギュラーであるポグバへの風当たりが強まっているようだ。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組「ザ・ディベート」に出演し、ポグバを辛辣に批判しているのは元U-21イングランド代表DFリアム・ロシニアー氏だ。昨季限りで現役を引退した同氏は、ブライトンで指導者として活躍する傍ら「スカイ・スポーツ」のコメンテーターも務める。同氏がポグバはユナイテッドのスタイルに合っておらず、むしろ悪影響を与えていると主張している。
「ポグバは今ユナイテッドが必要としている選手ではない。彼はワールドクラスのフットボーラーかって? それはイエスだ。だが彼は自分の価値を生かし、組織を作るリーダータイプかというとそうではない」
ロシアニー氏は「リバプールや(マンチェスター・)シティは規律がある」とライバルチームの組織力の高さを評価し、「(マイケル・)キャリック、彼のポジショニング、彼の献身は忘れられない。彼は周りの選手をより良く生かしていた」と元イングランド代表MFキャリックとの比較もしたうえで、ポグバが求められる仕事が果たせていないと指摘する。
「ポグバは周りの選手をより悪い選手にしてしまっている。なぜなら、彼らはポグバがふらふらと漂って空いた場所を、常に埋めなければならないからだ」
同氏によれば、ポグバが頻繁に自分のポジションを離れるため、チームメートがそのカバーリングに追われ、その結果としてチーム全体のバランスが崩れているという。フランス代表を2018年ロシア・ワールドカップ優勝に導いた男も、ユナイテッドのサッカースタイルには適応できていないのだろうか。
批判の矛先を向けられているポグバはレアル・マドリードなどへの移籍が噂されている。ユナイテッドはプレミアリーグを6位で終え、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したことで選手の大量流出も懸念されているだけに、今後の動きに注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)