ユナイテッドFWルカクにPSGとインテルが興味 両クラブを中心に争奪戦が勃発か
余剰人員を整理するマンUの放出候補と報道 「夢」と語るイタリア行きの可能性あり
マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクは、退団の噂が報じられている。フランス王者のパリ・サンジェルマン(PSG)とセリエAでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)圏内を争うインテルが獲得に名乗りを上げていて、今夏はこの2クラブが中心となって争奪戦が行われるようだ。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
26歳になったばかりのルカクは、今季リーグ戦で32試合に出場して12得点。CLなどのカップ戦を含めると45試合に出場して15得点という成績で、エースとして期待するファンやフロント陣を納得させられる数字ではなく、今夏の放出候補として報じられている。また、イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」に対して、セリエAでのプレーを「夢だ」と語ったことで移籍報道が加熱していった。
「デイリー・エクスプレス」紙によれば、ルカクの獲得にはPSGとインテルが興味を示しているという。PSGはウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニを放出すると言われていて、その後釜としてルカクに狙いを定めたようだ。
もう一方のインテルは、来季からアントニオ・コンテ氏が監督を務めると噂されている。それが実現次第、インテルはルカクの獲得に乗り出すようだ。記事によれば、コンテ氏がチェルシーの監督を務めていた時、すでにエバートンへ放出済みだったルカクに興味を示していたという。その悲願をミラノで叶えるのではないか、と記事では主張している。
今季6位に終わったユナイテッドは来季のCL出場権を逃し、大改革を迫られている。新戦力の補強も急務だが、余剰人員の整理も断行せざるを得ない状況。ルカク本人も移籍をほのめかしていて、今季でマンチェスターから離れてしまう可能性が高まっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)