「墜落ぶりは尋常ではない」 6連敗の神戸に韓国紙も注目「劇薬の処方まで施したが…」
MFイニエスタらスター選手を擁しながらの不調に驚き 「反撃の兆しが見えない」
Jリーグ第11節で、ヴィッセル神戸がホームで鹿島アントラーズに0-1で敗れて、リーグ6連敗を喫した。
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元スペイン代表FWダビド・ビジャ、MFセルジ・サンペール、韓国代表GKキム・スンギュら外国籍選手が先発し、途中出場した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの起用もむなしく、またもや敗れた神戸。韓国のスポーツ紙「MKスポーツ」は、神戸の泥沼状態に「神戸の墜落ぶりは尋常ではない。降格危機もあり得る」と報じている。
同紙は「リーグ順位は13位まで下降し、勝ち点10の神戸は、勝ち点7で最下位のサガン鳥栖とわずか3差しかない」と、豪華メンバーをそろえたにも関わらず、降格危機を迎えている神戸の現状を詳報している。
また「監督交代という劇薬の処方まで施したが、反撃の兆しが見えない。6連敗中には、12失点も許した。ゴールは5得点で、1試合当たり平均1得点にも満たない」と決定力不足を指摘。さらにルヴァンカップでの不振についても触れ、「1勝2分2敗で、Cグループ最下位だ」と伝えている。
韓国でも今季、次々に大物を獲得した神戸の動向には注目が集まっている。イニエスタをはじめ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキやビジャ、サンペールらを擁しながらも勝てない現在の結果に、驚きを隠せないようだ。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。