U-17&U-20で世界一を経験! 浦和の20歳なでしこDF、「夢で目標だった」初のW杯へ
“高倉チルドレン”の1人であるDF南萌華 主将として昨年U-20女子W杯で優勝
なでしこジャパン(日本女子代表)は10日、来月に開幕する女子ワールドカップ(W杯)フランス大会に臨む23人のメンバーを発表した。そのなかで昨年のU-20女子W杯の優勝を主将として経験したDF南萌華は、U-17女子W杯を高倉麻子監督の指揮で戦った経験を持つ。14歳の時から高倉監督の指導を受けた南は「国際大会やトレーニングマッチから目指すのは、W杯というスタンスは変わらない」と、そのキャラクターを話した。
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南が所属する浦和レッズレディースからは、FW菅澤優衣香とGK池田咲紀子も選出され、3選手はさいたま市内で記者会見を行い取材対応した。そのなかで南は「サッカーを始めた頃からの夢で、目標だったW杯への選出が素直に嬉しい。誰でも出られる大会ではないので、雰囲気なども楽しみながら最後には優勝して帰ってきたいと思います」と、大会への意気込みを語った。
南が優勝メンバーに名を連ねた2014年のU-17女子W杯は、高倉監督の指揮だった。そのメンバーには、MF長谷川唯やMF杉田妃和ら、今回の女子W杯でもメンバー入りした選手が南を合わせて6人いる。まさに“高倉チルドレン”の1人とも表現できる南は、大舞台に臨む時の指揮官についてこう話した。
「高倉さんに14歳から教わっていますけど、普段から変わることはなくて、国際大会やトレーニングマッチから目指すのはW杯というスタンスは変わらないです。W杯だからと言って、高倉さんが言うことも変わらないと思います。チームが緊張しているようなことがあっても、高倉さんはいつも冷静なのでそういう状況も理解してコーチングしてくれる。そこは同じように戦ってくれると思います」
そして、昨年にU-20女子W杯の制覇を果たした舞台は、この女子W杯と同じフランスが開催国だった。南はその経験から「もう一度フランスでトロフィーを掲げたい思いは強いし、フランスは環境も食事も気候も良い場所。そういう意味では日本と変わらずにできるところもあると思います」と話す。一方で、そのピッチ状態については「芝の下の土が粘土質で、少し緩いこともあったので、スパイクをポイント式のものにしたこともありました」と話した。そうした経験もまた、チームの中で共有して生かしたいところだ。