EL決勝でも英国勢対決が実現! 躍進フランクフルトはPK戦の末、チェルシーに惜敗
決勝カードはチェルシー対アーセナル 史上初の欧州カップ戦“1国支配”に
UEFAヨーロッパリーグ(EL)の準決勝第2戦の2試合が現地時間9日に行われ、チェルシーとアーセナルがそれぞれフランクフルトとバレンシアを下して決勝進出を決めた。データ分析会社「オプタに」によると、同一シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とEL(前身のUEFAカップを含む)の両方で決勝での同国対決が実現するのは、これが史上初となる。
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元日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルトと対戦したチェルシーは、イングランド代表MFルーベン・ロフタス=チークのゴールで先制し、リードを奪った。しかし、後半4分にセルビア代表FWルカ・ヨビッチに決められて同点。合計スコア2-2でアウェーゴールの数も並んでいたため、試合は延長戦に突入したが、120分間戦っても決着はつかずにPK戦にもつれ込んだ。
チェルシーは2人目のスペイン代表DFセサル・アスピリクエタが失敗したものの、GKケパ・アリサバラガがフランクフルト4人目のDFマルティン・ヒンターエッガーと5人目FWゴンサロ・パシエンシアのキックを連続セーブして流れを取り戻すと、5人目のMFエデン・アザールがきっちりと成功させた。PKスコア4-3で、優勝した2013年以来の決勝へ進んだ。
今季大車輪の活躍を見せていた長谷部や、ビッグクラブ注目のヨビッチなどタレントを揃えたフランクフルトも健闘を見せたが、あと一歩及ばなかった。
もう1試合はアーセナルがゴールラッシュで4-2と快勝。ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンがハットトリック、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットが1ゴールと自慢のアタッカー陣が揃ってゴールを決めた。バレンシアFWケビン・ガメイロに2ゴールを奪われたものの、第1戦のアドバンテージと合わせて、合計スコア7-3で勝利している。
この結果、EL決勝はチェルシー対アーセナルの「ビッグロンドン・ダービー」が実現した。CLでは劇的な準決勝の末にリバプールとトットナムが決勝で顔を合わせることが決まっており、CLとELで共にプレミア勢による同国対決の決勝。両大会の決勝を1カ国のクラブが“支配”するのは史上初の出来事であり、プレミアリーグの隆盛を象徴するシーズンとなった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)