「神戸GKのミスを利用」 タイ代表MFの来日初ゴールに海外脚光「ラッキー弾だが…」
神戸MF山口に先制点献上も…FW後藤が同点弾 MFティティパンの決勝弾で大分が逆転勝利
ルヴァンカップ・グループステージ第5節が8日に各地で開催され、大分トリニータはヴィッセル神戸に2-1と逆転勝利を収めた。この試合で決勝ゴールを叩き込んだタイ代表MFティティパンの一撃に海外メディアが注目。「神戸GKのミスを利用して無人のゴールに決めた」「ラッキーゴールだが、情熱の結果だ」と称えた。
今季、タイのBGパトゥム・ユナイテッド から大分に期限付き移籍したティティパンの来日初ゴールが脚光を浴びている。8日の神戸戦、前半38分に日本代表MF山口蛍に先制ゴールを決められてリードされたなか、劣勢の大分は後半20分にDF高畑奎汰、同21分にティティパンを連続投入。すると直後の同24分、ペナルティーエリア内でパスを受けたFW後藤優介が華麗な反転から強烈な同点シュートを突き刺し、大分が1-1と追いついた。
そのなかで迎えた後半31分、神戸が最終ラインでパスを回すなか、大分は前線から後藤とティティパンが猛然とプレス。相手GK前川黛也の横パスをティティパンがペナルティーエリア手前でカットし、無人のゴールにシュートを流し込んだ。試合は大分が2-1で逆転勝利を収めている。
海外メディアはティティパンの来日初ゴールに注目。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は「神戸GKのミスを利用して無人のゴールに決めた。スタジアムンのファンは興奮に包まれた」と報じ、「アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキらを擁するチームに対して、大分で初ゴールを決めた」と記している。またベトナム紙「SOHA the thao」は「タイの才能が日本で輝く」と伝え、「ラッキー弾だが、これは情熱の結果だ」とこれまでの努力が結実したと続けた。
勝利した大分はグループCの2位に浮上した一方、敗れた神戸はグループ最下位に転落。明暗分かれた一戦で、タイ代表MFの“ラッキーゴール”が注目を浴びている。