PSG、直近6戦4敗に監督&選手困惑 「受け入れたくはない」「悪い一面を見せてる」

PSGのトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】
PSGのトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】

モンペリエに逆転負けでマルキーニョスも危機感「マインドセットを変える必要がある」

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間4月30日の第32節モンペリエ戦で2-3と敗れた。すでにリーグ優勝を決めているとはいえ、直近の公式戦6試合で4敗目を喫するなど終盤に“緩み”が見て取れる現状に、監督や選手たちも困惑しているようだ。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が報じている。

 トーマス・トゥヘル監督を迎えて1年目のPSGは、現地時間4月21日に2年連続8度目のリーグ優勝を決めた。しかし、二つある国内カップ、そしてクラブ悲願のタイトルだったUEFAチャンピオンズリーグも敗退。リーグ戦の“1冠”に終わった。ブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペらスター選手を擁するだけに、フロントもファンもそれでは満足できないのが本音だろう。メディアのトゥヘル監督に対する風当たりも強まっている。

 モンペリエ戦は前半12分にオウンゴールで先制する展開だったものの、終盤の10分間に2得点を奪われるなど守備が持ちこたえられず、2-3で敗戦。4月7日の第31節ストラスブール戦(1-1)で引き分けて以降、直近の公式戦6試合は1勝1分4敗と低空飛行が続いている。

 トゥヘル監督は「プレーが悪かったわけではない」とするも、試合結果に関しては「残念」と振り返った。そして「理解できる部分もあるが、受け入れたくはない」と現状に対しての不満を明らかにした。

 PSGのブラジル代表DFマルキーニョスもフランスのテレビ局「カナル・プリュス」で、チームが受難の時を過ごしていると語っている。

「難しい時だ。僕らは悪い一面を見せてしまっている。ピッチ上では、より成熟していなければならない。チームとしてプレーするために、マインドセットを変える必要があるんだ」

 クラブにとっては実質消化試合だったとはいえ、カップ戦決勝から続く敗戦に、監督も選手もチーム崩壊の危機感を募らせていた。

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