もはやリーグ連覇だけでは不十分? 就任1年目のPSG指揮官、海外メディアの評価は…
決勝でレンヌに敗れてフランス杯優勝逃す 6年ぶりの単一タイトルに厳しい評価
パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間27日に行われたクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝でレンヌにPK戦の末に敗れ、同大会連覇が「4」でストップ。今季リーグ・アン連覇を成し遂げながらも、就任1年目のトーマス・トゥヘル監督には「期待に応えられなかった」と厳しい評価が与えられている。
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レンヌとの対戦で、PSGは前半13分にブラジル代表DFダニエウ・アウベスのゴールで先制すると、同21分にはネイマールが追加点を挙げて常に先行する形で試合を進めたが、オウンゴールなどで2度のリードを追いつかれた。延長後半にはフランス代表FWキリアン・ムバッペがラフプレーで退場処分となるなど歯車が噛み合わず、2-2のまま突入したPK戦を5-6で落としている。
今季PSGはすでにリーグ・アン連覇を決めているが、クープ・ドゥ・フランス、クープ・ドゥ・ラ・リーグ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のカップ戦は全て敗退。ここ数年は2冠以上がもはや当たり前になっていたなかで、複数タイトルを逃したのは2012-13シーズン以来となった。
英サッカー情報サイト「Squawka」公式ツイッターは「トーマス・トゥヘルの1年目のシーズンは期待に応えられなかった」と伝えた。リーグ優勝だけでは失敗とみなされてしまうほどに、PSGでの仕事に求められるものは大きくなっている。
指揮官への風当たりが強まるなか、フランス紙「ル・パリジャン」はレンヌ戦後のトゥヘル監督のコメントを報じた。ドイツ人指揮官は「私はPSGで仕事を続けたい」と来季以降の続投希望を表明。1年目のシーズンの評価については「まだ査定を下すには早すぎる」としたうえで、「数日考えたい。難しい状況だ」と気持ちの整理をつけるためには時間が必要だと語っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)