アトレティコ、スペイン代表FWコスタを売却の方針 高額オファーでアジア初上陸も

アトレティコ・マドリードFWコスタ【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリードFWコスタ【写真:Getty Images】

アトレティコ上層部、方針変更でコスタ放出へ 興味を示す中国クラブ移籍の可能性も

 アトレティコ・マドリードの上層部は、指揮官であるディエゴ・シメオネ監督が来シーズンも残るだろうと公の場で主張しているにもかかわらず、スペイン代表FWジエゴ・コスタを今夏に最高額オファーのチームに売却すると決めたようだ。スペイン紙「エル・ムンド・デポルティーボ」などが報じている。

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 2013-14シーズンにはアトレティコで35試合27得点と大活躍したコスタだが、チェルシーから復帰2シーズン目の今季は不完全燃焼のシーズンを過ごしている。今季リーグ戦では21試合出場でわずか5ゴール。リーガエスパニョーラ第31節のバルセロナ戦では、主審への暴言で退場処分を受け、結果8試合の出場停止処分が科されて今シーズンが終了した。また脱税容疑報道など、悪い話題が先行している。

 問題行動に対してクラブの上層部は、ついに堪忍袋の緒が切れたようだ。シメオネ監督は常に公の場でコスタの来季はアトレティコにあると語ってきたが、上層部は方針を変更。今夏の放出へ向けて舵を切ったようだ。

 もちろん移籍は簡単ではない。2023年まで契約が残っているため、高い移籍金がかかることは明白で、またコスタの高給も懸念材料に上がっている。アトレティコはコスタ獲得に5500万ユーロ(約68億円)を支払ったが、現在の市場価格でその金額に近づくことは難しく、どこまでクラブが価値を考えるかが焦点となりそうだ。

 コスタに対しては最近、中国スーパーリーグからの関心が取り沙汰されており、高額の移籍金を払えることを考えても中国移籍は十分にあり得る。クラブ上層部の信頼は低下しているため、今夏の移籍は不可避と言っていいだろう。アジア初上陸の可能性も浮上するお騒がせ者のコスタは、来季どこでプレーしているのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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