ペップ監督、またしてもCL優勝ならず 「1000億円でも不十分」とスペイン紙指摘
シティの3年間で764億円の大量補強も… 今季はトットナムに敗れてベスト8敗退
今年もビッグイヤーには手が届かなかった。ペップことジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でトットナムに競り負けて敗退が決まった。スペインメディアは、ペップがバイエルン・ミュンヘンとシティでは1000億円以上の補強をしながら、CL制覇には手が届かなかったと報じた。
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ペップはバルセロナではトップチーム就任1年目の2008-09シーズンと10-11シーズンに2度のCL制覇を経験している。その後に渡ったバイエルンではリーグ3連覇を果たし、シティでも昨季プレミアリーグとリーグカップの二冠を成し遂げるなど数多くのタイトルを獲得してきた。
しかし、今季もベスト8敗退で、バイエルンとシティでの計6シーズンはCL王者になることができなかった。トップ監督であるがゆえに求められるものが大きく、スペイン紙「マルカ」は「8億1200万ユーロ(約1022億円)でもCL優勝には不十分だった」と指摘している。
オイルマネーと放映権料バブルで潤うシティでは1年目の夏にブラジル代表FWガブリエル・ジェズスやドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンらを獲得。さらに翌年以降もイングランド代表DFカイル・ウォーカー、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズなどを次々に補強。現在までに計6億750万ユーロ(約764億円)を新戦力獲得に費やしていた。
また、バイエルン時代にもバルサでの教え子だったスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラやチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(現バルセロナ)などのタレントを獲得。ドイツでの3シーズンの補強費も約2億440万ユーロ(約257億円)に及ぶが、欧州王者の座には手が届かなかった。
今夏の移籍市場でのシティの動向にも、注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)