「アリ地獄のような…」 川崎撃破の蔚山、3試合無失点の堅守に“沼サッカー”と現地報道

2勝1分でグループ首位に立った蔚山【写真:Getty Images】
2勝1分でグループ首位に立った蔚山【写真:Getty Images】

終了間際の決勝弾で川崎に1-0勝利 蔚山が2勝1分でグループ首位に立つ

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3節が10日に行われ、蔚山現代がホームで川崎フロンターレを1-0で下した。後半アディショナルタイムに蔚山のキム・スアンがクロスを頭で押し込んで先制。そのまま逃げ切って勝ち点3を手にしている。

 韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「試合のペースを握ったのは川崎だが、勝利したのは蔚山だった。川崎は前半開始から試合の主導権を握ったが、ゴールを決めることができなかった。蔚山のペナルティーエリア内では、DFユン・ヨンソンとDFデイブ・ブルタイスに阻まれた。川崎はペナルティーエリアの外からミドルシュートを打つしかなかった」と伝え、蔚山の堅守を勝利の要因としている。

 完全に押されていた蔚山だが、土壇場のゴールでJリーグ王者・川崎相手の勝利は大きい。蔚山はグループステージ3試合を終えて無失点。シドニーFCに0-0、上海上港に1-0、そして今回の川崎に1-0で、2勝1分の成績を収めてグループ1位に浮上した。得点力に多少の不安を抱えているが、ラウンド16進出へ大きく前進している。

 その事実を踏まえ、記事は「昨年の中国スーパーリーグ優勝チームである上海上港に続き、Jリーグ王者の川崎までも飲み込んだ蔚山のアリ地獄のような“沼サッカー”が、これからも続くか注目だ」と締めくくっている。

 グループステージは残り3試合。日本と中国の王者も、このまま黙っているわけにはいかないだろう。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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