「夢を見させる一撃」 アザールの衝撃弾が反響拡大「レアルと恋に落ち続けるために…」
ウェストハム戦の1点目に各国メディア反応 「レアル・マドリードを陶酔させるゴール」
チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは現地時間8日、プレミアリーグ第33節ウェストハム戦で全2ゴールを挙げる活躍を披露し、2-0の勝利の立役者となった。なかでも、相手守備陣を単独で打開するドリブル弾は鮮烈なものだったが、海外メディアは移籍が噂されているレアル・マドリードと結びつけて脚光を当てている。
トップ4争いの渦中にあるチェルシーは、直近のブライトン戦でもゴールを決めているアザールが今季、フィニッシャーとしての覚醒を見せている。この日も違いを作り出し、別格の存在感を放った。
0-0で迎えた前半24分、敵陣中央でパスを受けたアザールはフリーで前を向きギアを上げると、相手選手2人の間を力強いドリブルで縦へと突破。すぐに相手守備網に囲まれるも、鋭いダブルタッチで打開してペナルティーエリア内に侵入すると、最後は左足でゴール右隅に流し込みネットを揺らした。
ウェストハムの牙城をたった一人で攻略したアザールの度肝を抜く一撃に、海外メディアは噂が取り沙汰されているレアル移籍の可能性に絡めて続々と報じている。
ホンジュラスメディア「ディエス」は「アザールが熱狂をもたらし、レアル・マドリードを陶酔させるゴールを披露」と見出しを打ち、「なぜレアルにとって彼が補強の有力候補であるのかを証明した」と報じている。また、ペルーメディア「depor.com」も「レアルと恋に落ち続けるために! アザールがウェストハム戦でビッグショット」と取り上げている。
スペインメディア「ラ・ラゾン」は「レアルファンに夢を見させるアザールの一撃を見逃すな」と紹介。長年にわたりエースを務めていたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへと移籍したことから、今季のレアルは深刻な得点力不足が指摘されている。プレミアでゴールを量産するアザールは、喉から手が出るほど獲得したい存在となっているのかもしれない。