ウルグアイ監督がスアレスへの厳罰処分を受けFIFAを痛烈批判 「これは間違いなくメディアの報道に傾いた決定だ」

「このペナルティは行き過ぎ」「スケープゴートにされている」

「メディアからの攻撃について話したい。この騒動はスアレスの過去に起きたことに起因しているが、このことについて彼すでに制裁を受けている。メディアから執拗な攻撃が続いているが。これが続いている理由には、大きな力を感じざるを得ない。それは主催者の力だ。我々は受け入れなければいけないとも考えないし、そんな体制による偏見に同意しなければいけないということでもない」

 FIFAに対する怒りは収まらないタバレス氏はFIFA技術委員会のメンバーだったが、これを辞職する意思を表明している。

「スアレスのケースは過去にミスを犯したという点で特別なケースだが、彼はピッチ上でフットボールの世界に多大な貢献をしている。ワールドカップというものは彼のような素晴らしい選手の貢献により成り立っている。このペナルティは行き過ぎだ。スアレスとキエッリーニの出来事を見るに、(ピッチ上で起きた他の危険なプレーと)違った物差しがあるように思えてならない」

 タバレス監督はコロンビア戦の話題には触れず、スアレスがFIFAによりスケープゴートにされているとも指摘している。今大会優勝候補の一角を率いる知将はエースを失い、なおかつ、4ヶ月活動禁止という厳罰に処されたことが我慢ならないようだった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、記事内で扱うシーンの一部はFIFAワールドカップ公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』のマルチアングル動画、選手毎のスタッツデータで確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング