名将クロップは「王子様」がお好き? リバプールは1月にセリエAから大補強か

伊メディア報じる、ラツィオMFビリアと元ミランMFサポナーラがターゲット

 解任されたブレンダン・ロジャース前監督の後を受け、イングランドの名門リバプールに就任したユルゲン・クロップ監督。来年1月の移籍市場では自らの望む選手を補強することが予想されているが、眼鏡の奥の視線はイタリアに向けられているようだ。衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、「クロップは1月にイタリアでショッピング?」として2人の選手名を挙げて報じている。
 まず名前が挙がったのは、ラツィオのMFルーカス・ビリアだ。アルゼンチン代表としての出場歴もある29歳は、中盤の低い位置からの組み立てに良さを出すレジスタタイプ。アルゼンチンでは「プリンシピート(小さな王子)」という愛称も持つという。奇しくも、オファーに対する「ノー」の返答が伝えられたユベントスのイタリア代表MFクラウディオ・マルキージオの愛称もイタリア語で「プリンチピーノ(小さな王子)」。クロップは王子様が好きなのかもしれない。
 2人目は、エンポリのMFリッカルド・サポナーラ。名門ACミランに所属した経験もある23歳は、今夏の移籍市場でナポリから執拗な獲得オファーを受けたが、結果的に残留した。184センチと恵まれた体格を持ち、どちらかと言えば前線に近い位置でプレーするアタッカー色の強いサポナーラを獲得するには、少なくとも2000万ユーロ(約27億円)が必要だと報じられている。
 1月の移籍市場はクロップ新監督にとってアンフィールドで迎える最初の選手獲得期間であり、チーム編成に自身が好むタイプの選手を組み込むことになるはず。チーム戦術に対して忠実にプレーすることが求められるイタリアでプレーする選手は、クロップ監督にとって魅力的な存在として映っているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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