「こんなの見たことある?」 チェルシー18歳DF、“ノールック&助走なしPK”が反響拡大

チェルシーU-19に所属するDFマーク・グエーイ【写真:Getty Images】
チェルシーU-19に所属するDFマーク・グエーイ【写真:Getty Images】

UEFAユースリーグ準決勝、18歳グエーイがPK戦で相手GKの意表を突く一撃を披露

 チェルシーU-19に所属する18歳DFが話題沸騰中だ。現地時間3日に行われた、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する19歳以下のクラブチームによる大陸選手権大会「UEFAユースリーグ」準々決勝で、意表を突くノールック&ノーステップPKを披露し、海外メディアも「こんなの見たことある?」と報じるなど、反響は拡大している。

 チェルシーU-19は、3日のUEFAユースリーグ準々決勝でディナモ・ザグレブ(クロアチア)U-19と対戦。相手に2点のリードを許す苦しい展開となったが、主将を務めるMFルーク・マコーミックが後半32分に反撃の狼煙を上げる一撃を決めると、終了間際にも得点を挙げ、土壇場で同点に追いつく。試合はそのままPK戦に突入した。

 チェルシーは1人目のマコーミックが決めた一方、ディナモ・ザグレブは1人目が失敗。2本目はお互いに成功して迎えた、チェルシーの3人目で注目のシーンが生まれた。

 キッカーはU-8からチェルシーに在籍し、2017年9月には2019-20シーズンまでのプロ契約を結んだ18歳のDFマーク・グエーイ。U-17イングランド代表では主将も務めた逸材は、ペナルティースポットに構えると、一歩引いた右足でそのままシュート。虚を突かれた相手GKは反応が一歩遅れ、ボールはゴール右下に突き刺さった。チェルシーはディナモ・ザグレブの4人目も止め、4-2でPK戦を制して準決勝に駒を進めている。

 大会公式ツイッターは「チェルシーのマーク・グエーイがノールック、助走なしのペナルティキックを発明」と動画を公開していたが、英メディア「GIVE ME SPORT」も「ゼロステップでの準備を決め、PKのルーティンを即興で行った」と言及。同公式ツイッターでも「こんなの見たことある?」と触れ、「チェルシーU-19のDFマーク・グエーイはPKで助走を必要としなかった」と伝えた。

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