「歯車が狂ったら…」 なでしこ高倉監督、フランス戦完敗に感じた“パワー不足”

「自分たちのペースにまったく持っていけない。今日は途中からも巻き返せなかった」

「相手の攻撃もそんなに変化がついているわけじゃなく、クロスを上げられて危ないシーンはいっぱいあったけど、基本的にはよく防いでいた。少しこっちに流れを持ってくるパワーが足りないなと。ちょっとした歯車が狂ったら、自分たちのペースにまったく持っていけない。今日は途中からも巻き返せなかったし、良い流れでもゴールまでという形は作れなかった。良いところなくやられた」

 課題を厳しく指摘した高倉監督だが、「敗戦をどういう風に捉えるか」が大事だと話す。

「(今日)やれなかったことの原因をみんなで共有する。下を向くというよりは、次に向かってよい準備をしなければいけない。(9日のドイツ戦は)メンバーも考えながらいければいい。とにかく本番(女子ワールドカップ)に生かして、前に進んでいきたい」

 女子W杯まで残り2カ月。フランス戦で浮き彫りとなった課題を修正して、9日のドイツ戦に臨みたい。

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