勝ち点で並んだ場合、当該チームの対戦成績で優勝が決定するため、ユベントスが優位

　イタリア・セリエAでは現地時間3日のゲームで2位ナポリが敗れ、今週末にもユベントスの8連覇が決まる可能性が生まれた。

　週末に行われた第30節で、上位2チームの明暗が分かれた。ナポリは降格圏に沈んでいたエンポリと対戦したものの、1-2で敗戦。これにより、前日にカリアリに勝利して勝ち点を81に伸ばしていたユベントスとの差は、残り8試合で18に開いた。

　セリエAでは勝ち点が並んだ場合は当該チームの対戦成績によって順位決定がなされるが、今季の対戦成績はユベントスがナポリに2勝している。そのため、ユベントスは残り8試合のうち2勝すれば、最低でもナポリとの勝ち点が並ぶところまでしか差を詰められないため、自力での優勝が決まる。

　また、ユベントスは今週末にACミラン、ナポリはジェノアと対戦するが、この対戦でユベントスが勝利、ナポリが敗戦となった場合は残り7試合で勝ち点差が21に開き、前述の条件からユベントスの8連覇が決定する。

　イタリアで“1強”状態のユベントスは今季開幕前にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得するなど、補強の大きさでも他の追随を許さない状況にある。現在はUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝に進出して10日にはアヤックスとの第1戦を控えているが、リーグ優勝争いがほぼ決したことから、CLに注力できる状況が整ったと言えそうだ。

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