残り4秒の同点劇 バルサFWスアレスの低空股抜き同点弾に英紙脱帽「スリラー小説」

バルセロナFWスアレス【写真:Getty Images】
バルセロナFWスアレス【写真:Getty Images】

4連続失点で2点のビハインドを背負うも、メッシとスアレスの活躍で同点に追いつく

 バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは現地時間2日、リーガ・エスパニョーラ第30節ビジャレアル戦の試合終了直前に同点ボレー弾を決め、4-4の引き分けに持ち込んだ。ラスト数秒での劇的な一撃を英紙も大きく報じている。

 リーグ連覇に向けて首位を走るバルセロナは、過密日程を考慮してアルゼンチン代表FWリオネル・メッシら主力をベンチスタートにした。試合は前半12分にブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが先制点を奪うと、同16分にブラジル人FWマルコムが追加点を奪取。その7分後に1点を返されるも、リードを保って前半を折り返した。

 しかし、後半5分に同点弾、同17分に逆転ゴール、同35分に追加点を奪われるなど、まさかの4連続失点と守備が崩壊。試合終盤で2点のビハインドを背負い敗戦がチラつくなか、途中出場のメッシが後半45分に鮮やかな直接FK弾を決めると、同アディショナルタイムにドラマが待っていた。

 バルセロナはアディショナルタイム2分が過ぎたタイミングで左CKを獲得。ラストプレー目前の局面でゴール前にボールが放り込まれると、相手守備陣が頭でボールを弾き出したこぼれ球に対し、スアレスが左足を一閃。地面すれすれの低空シュートは相手MFアルフォンソ・ペドラサの股下を抜け、GKの伸ばす手を避けるかのようにゴール右隅に突き刺さった。

 スアレスの劇的同点弾を受け、英紙「ザ・サン」は「スアレスが試合のラストキックでバルセロナを救い出した」と見出しを打ち、「スアレスは低い弾道のハーフボレーで穴を空けた」と言及。また、英紙「デイリー・ミラー」は「スリラー小説」と表現し、「スアレスが素晴らしい一撃でポイントをもぎ取った」と称えている。

 アディショナルタイム3分のなかでスアレスがネットを揺らしたのは2分56秒。残り4秒という文字通り土壇場での劇的同点弾となった。

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