フィーゴがレアル主将ラモスに賛辞 バロンドール推薦も…英紙「リバプールファンは嫌がる」
ラモスがDFとしてカンナバーロ以来の偉業に値すると発言
元ポルトガル代表の英雄ルイス・フィーゴ氏が、古巣レアル・マドリードのキャプテンであるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスはバロンドール受賞にふさわしいクオリティーがあると賛辞を送った。この発言に対し、英紙「デイリー・ミラー」は「リバプールファンは嫌がるだろう」と反応した。
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「セルヒオ・ラモスがバロンドール獲得にふさわしいことは明らかだ。DFの選手が受賞するのはGKの選手と同じように非常に難しいことだが、(元イタリア代表DFファビオ・)カンナバーロは受賞した。その時、その年にもよるだろうが、クオリティーだけを見ればラモスは間違いなく受賞すべき選手だ」
フィーゴ氏はスペイン紙「マルカ」のインタビューでこのように語っている。バロンドールのような個人賞は得点に絡む機会の多い攻撃的なポジションの選手が受賞する傾向が強く、DFの選手では2006年のW杯優勝メンバーの一人であるカンナバーロ氏を最後に受賞者は出ていない。そのため、大本命とは言えないまでも、ラモスは十分に受賞に値する選手だとクラブOBのレジェンドから太鼓判を押された。
この発言に一風変わった反応を示したのは、英メディア「デイリー・ミラー」だ。「ルイス・フィーゴがバロンドール受賞候補に驚きの名前を選出」との見出しを付け、さらに「リバプールのファンはそれを嫌がるだろう」と付け加えた。
というのも、2018年に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝でラモスはリバプールのエースFWモハメド・サラーに対し、柔道の脇固めをかけたような状態で転倒させ、左肩を負傷させた過去がある。このプレーは物議を醸したが、リバプールファンはラモスを激しく非難した。
ラモスが世界的名手であることは周知の事実。とはいえ、遺恨のあるリバプールファンにとっては、フィーゴ氏の発言は受け入れられないものとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)