「今後の出場機会を願うしか…」と憂いた選手は? 英記者がボリビア戦“先発11人”を採点

ボリビア戦の先発メンバー【写真:Getty Images】
ボリビア戦の先発メンバー【写真:Getty Images】

途中出場の中島が決勝弾を奪い、日本がボリビアに1-0勝利

 日本代表は26日、ノビエアスタジアム神戸でボリビア代表との国際親善試合に臨み、1-0で勝利を収めた。22日に0-1で敗れたコロンビア戦から先発メンバーを総入れ替えし、最前線にFW鎌田大地(シント=トロイデン)が入り、トップ下には背番号「10」のMF香川真司(ベジクタシュ)が配置された。試合の主導権を握りながら相手の守備を崩せない展開が続いたが、後半31分に途中出場のMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)が決勝ゴールを奪った。

 これを受け、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、ボリビア戦の先発11人を10点満点で採点。MF小林祐希(ヘーレンフェーン)とMF乾貴士(アラベス)に最高評価となる8点を与えた一方、右サイドで出場したMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)には「今後も出場機会が訪れることを願うしかない」と厳しい評価を下している。

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■ボリビア戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)

【GK】
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台) 6点
ボリビアが攻撃面でがっかりだったこともあり、試される場面がほとんどなかった。森保監督はこの日の彼のパフォーマンスから得た情報はほとんどなかったことだろう。

【DF】
西 大伍(ヴィッセル神戸) 6点
西にとっては比較的静かな試合となった。前半は守備に重点を置いたポジショニングだったが、後半は攻撃に加担するべく思い切って前へと出ていた。

三浦弦太(ガンバ大阪) 6点
G大阪のCBは手堅いパフォーマンスだった。比較的限られたボリビアの攻撃に対し、トラブルはほとんどなかった。

畠中槙之輔(横浜F・マリノス) 6点
トラブルフリーなデビューを飾った。横浜FMの選手は三浦の隣で快適そうに見えた。 

安西幸輝(鹿島アントラーズ) 7点
ピッチの高い位置からプレッシングをかけ、オーバーラップで乾へのサポートを提供していた。鹿島でプレーしている姿を見せた。素晴らしいパフォーマンスだった。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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