英代表DFマグワイア、プレミア年間MVPの“投票選手”告白 「対戦相手としては悪夢」
レスターDFマグワイア、シティのスターリングに票 「今季はレベルが違う」
レスター・シティでプレーするイングランド代表DFハリー・マグワイアが、選手投票により受賞者が決定するPFA(イングランド・プロサッカー選手協会)年間最優秀選手で、今季は代表でチームメイトのマンチェスター・シティMFラヒーム・スターリングに票を入れたと明かした。英紙「ガーディアン」が伝えている。
スターリングは2015年にリバプールからシティへ移籍。当時、移籍金4900万ポンド(約72億円)というビッグディールで世間を賑わせた。プレミアリーグ制覇を成し遂げた昨季はチーム得点王のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロに次ぐ18得点を決めてタイトル獲得に大きく貢献。昨年11月にはクラブと新たに3年契約を結び、英メディアでは推定で週給30万ポンド(約4300万円)、年俸換算にするとおよそ22億円と、イングランド人選手で最高給になったと話題を呼んだ。
マグワイアは、代表で一緒にプレーするスターリングに票を入れたと明かし、「彼はプレミアリーグで最高の選手。ゴールを決めるし、アシストもする。本当に対戦相手としては悪夢さ。今の時点ではどのチームが優勝するかは分からないけど、僕の気持ちは変わらないね」と述べている。
また、今季のプレミアリーグで27試合出場15ゴール9アシストを記録しているスターリングについて、「ラヒームは昨季も良かったけど、今季はレベルが違う。そんなにすごい選手がイングランド代表でプレーしていることはワクワクする。今のメンバーにはとても足が速くて、シャープな若い選手が何人かいるけど、僕たちは彼を大事にすべきだ」と絶賛した。
DFであるマグワイアはイングランド代表での練習中、スターリングを止めるためにファウルをすることもあるという。その理由は「そうするしか彼を止める方法がない時がある。試合でできるのは、彼をマークし、放さないように詰め寄ることだけ。足で競おうとすればすぐに抜かれてしまう」と説明している。
今季の活躍には多くの賛辞が寄せられているスターリングだが、対峙するDFからの称賛は特別な説得力のある証言と言っていいだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)